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2021.2.24 04:59

【目指せトップレーサー(134)】上田龍星

上田龍星

上田龍星【拡大】

 ルーキー世代では断然といえる実力。最強支部・大阪の将来を背負う存在として期待される上田が、今年は全国区へと大きく羽ばたいていく。

 「やっぱりGIはレベルが高いですからね。ターンの踏み込みとか走り方とか、一つでも失敗するとすぐに抜かれてしまう。その中で、この結果が出せたことは自分でもよかったと思います」

 12日まで三国で開催された近畿地区選(GI)では得点率13位で予選をクリアすると、準優はスピードあふれるターンを連発して2着。昨年9月のびわこヤングダービー(3着)以来となる2回目のGI優出を果たした。5号艇で臨んだファイナルはまくり競りの形となり4着に終わったが、全国6地区でもっともハイレベルといわれる近畿地区選での活躍は大きな自信になったはずだ。

 昨年は11節のルーキーシリーズに参戦して9優出の4V。それを含め、これまでで自己最高となる5回の年間Vを積み重ねた。「いいエンジンが引けたのも多かったけど、GIを何回も走らせてもらったのが大きいでしょう。レースに関しても調整面に関しても、先輩からいろいろなことを教えてもらった。実力はついてきたんじゃないかと思っています」。GI戦に集結するトップレベルのレーサーからさまざまなエッセンスを吸収。デビュー当初から注目を集めていた好素質が、いよいよ開花の時を迎えようとしている。

 「まずはしっかりA1級をキープすることが目標。GIで少しずつレベルアップして、タイトルもとれたらいいですね」

 視線の先に見据えるのはGI、そしてもちろんSGの栄冠。まばゆい光を放ちながら、ステップアップの階段を駆け上がっていく。(倉橋智宏)