大山千広【拡大】
今年はヒロインになる!! 「GII第5回レディースオールスター」はあす23日に開幕。芦屋ボートを舞台に、選ばれし“なでしこレーサー”が6日間の熱戦を繰り広げる。3年連続ファン投票1位で出場する大山千広(25)=福岡=が純地元水面でのタイトル奪取への思いを、リモートインタビューで明かした。
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--今は注目が集まれば集まるほど、期待やプレッシャーがあると思うんですけれど?
「これまでは感じずにやってこれたんですけど、気づかないうちに最近、少しずつそういうのを気にしていることに気づいて。女子賞金ランク1位でクイーンズクライマックスにいくとか、ファン投票1位でレディースオールスターにいくと、少し自分の中で、“1位でいったからがんばらなきゃいけない”という気持ちが、大会が終わったあとに“ちょっとあったんだな”ということに気づいたり。で、気にしない方がいいなと、すごく思いましたね、レースが終わってから」
--SGボートレースオールスターでは一昨年はドリーム戦4号艇、昨年はドリーム戦2号艇。これもプレッシャーですよね。
「そこまでいってしまうと、もう自分ではないような感じがしてしまって、ちょっと浮足立つという感じにはなりますね。男子選手と一緒に走るSGオールスターでドリーム戦に乗らせてもらってのプレッシャーとかは正直、大それたことすぎて」
--レディースオールスターやクイーンズクライマックスはトップにいて当たり前というイメージですけど、オールスターだったら確かに、こんなメンバーだから当たって砕けろみたいな?
「本当に真っ青な(SG)カッパの人しかいないドリーム戦というのは、ちょっと第三者から見ているみたいな感じになれます」
--テレビで見ている人みたいな感じで?
「最初はそんな感じでしたね。初めてのSG(2019年5月、福岡ボートレースオールスター)がドリーム戦からの出場だったので、本当に“テレビで見る人だ”でした(笑)」
--SGはやっぱり違いますか?
「学ぶことも違いますし。正直、GI、周年とかすごいメンバーですし、実力でいったらGIもSGもそんなに変わらないんじゃないかなと思う選手たちの集まりなんですけど、SGとなると選手のモチベーションも違ってくるので。プライドをもってSGに来られてますし、自分たちはSGを走るレーサーだというプライドもあって来られているので、またひとつ、緊張感が変わってスイッチが入って。周年とか一緒に走っている方でも違うなと思って。いつもいってボロボロにされるんですけど、ああいう空気を味わえるだけでもすごく勉強だなと思います」