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2020.10.8 14:50

ボートレース界のレジェンドレーサー今村豊が現役引退

ボートレース界のレジェンド・今村豊現役を引退することを表明。9月28日の徳山ボート5R(5着)がラストランとなった

ボートレース界のレジェンド・今村豊現役を引退することを表明。9月28日の徳山ボート5R(5着)がラストランとなった【拡大】

 数々の記録を打ち立ててきたボートレース界のレジェンド・今村豊(59)=山口支部=が8日午後、東京・六本木のBOAT RACE六本木SIX WAKE HALLで会見を行い、現役を引退することを表明した。9月28日の徳山ボート5R(5着)がラストランとなった。

 1981年5月に徳山でデビューした今村は、84年5月の浜名湖・笹川賞(現・ボートレースオールスター)では史上最短となるデビュー2年11カ月、当時は最年少となる22歳10カ月(歴代2位)でSG制覇を達成。革命的な全速ターンを駆使してレースを席巻した。82年前期から史上最長となる78期連続で選手級別最上位級(A1級、旧A級)にランクされるなど、長らくトップレーサーとして活躍。通算8207戦2880勝、SG7V、GI48Vの成績を残した。

 生涯獲得賞金29億4144万6172円は松井繁(大阪)に次ぐ歴代2位。優出回数410回は歴代最多で、生涯勝率7.76も歴代2位。

 多くのファンに愛され、選手間でも人望が厚く、著しい発展を遂げているボート界のトップレーサーとして長く君臨してきた大スターが華やかな現役生活に幕を下ろす。

 ◆今村豊「(引退の)きっかけは最低体重が51キロになってから苦労してきた。11月から52キロに変更になることに対して限界を感じ、今期限りかな、感じていた。減量よりも増量することがつらかった。下関メモリアルで、とも思ったんですが、9月の徳山の記念にあっせんが入ったので、そこを最後にしようと。デビューが徳山で、引退を徳山の記念でできて、自分は幸せ者だと思います。(思い出のレースはダービーを)初めて勝った平和島ダービー。レースよりも当時の笹川良一会長と、橋本龍太郎運輸大臣から直接、表彰していただいたことが印象に残っている。(引退して)肩の荷が下りてホッとしている自分がいる。これからはゆっくり、のんびりと生きていきたい。やり残したことがあったら辞めていない。満足感でいっぱいです。ボートレースは私の人生そのものでした」

    ◇

■今村豊(いまむら・ゆたか)1961(昭和36)年6月22日生まれ、59歳。山口県出身。山口支部。48期。81年5月、デビューした徳山の初戦でいきなり1着を取り、初優出も達成。全速ターンを武器に活躍し、「ボート界のプリンス」などと呼ばれる。82年4月に蒲郡で初優勝。GIは82年7月のまるがめ30周年で、SGは84年5月の浜名湖オールスターでそれぞれ初優勝。通算優勝142回(うちSG=7V、GI=48V)。通算獲得賞金29億4144万6172円。

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