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2020.9.11 04:58

【ニューヒーロー列伝】石田貴洋

石田貴洋

石田貴洋【拡大】

 今月上旬の平和島で、石田が迫力満点の走りを披露した。初の予選突破を果たし、自身初のシリーズ4勝をマークする活躍ぶりだ。

 「モチベーションが良かったです。エンジンも、回り足がしっかりしていたけど、メンタルを強くする本を読んだら、いいイメージしか湧かなくて。いつもは6着を取ると流れが悪くなるのに、しっかりと立て直せた。あとは先月に結婚したことかな」

 序盤2日間は順調にポイントを加算したが、3日目に6、6着と大ブレーキ。しかし、ダッシュ枠2走の4日目に1、2着と鮮やかな勝負駆けに成功した。2017年11月に戸田でデビューし、18年5月の津で水神祭を達成。だが、昨年はフライングを3度犯した。

 「デビューしてここまで、思い通りにはいっていない。前々期にF2をして、前期にFをして、事故が全くできなくなった。スタートが一番の武器なのに、そのスタートを封じられた状態でレースをしていた」

 持ち味を封印せざるを得ない苦しい走りが続いたものの、今期に入って徐々に復調している。

 「今もスタートは抑え気味だけど、コンマ15を全速で心掛けています。自分から展開をつくれる位置からレースができているので」と手応えはつかんでいる様子だ。

 「まずはA2級に上がることと、来年6月の戸田のイースタンヤングに絶対出ること。将来的には師匠の黒井(達矢)さんと記念で一緒に走りたい」

 事故で苦しんだ経験を糧にして、今後の成長に期待したい。(渡辺寿輔)

=次回は25日に掲載

■石田貴洋(いしだ・たかひろ)1996(平成8)年5月8日生まれ、24歳。埼玉県出身。2017年9月に第121期生として選手登録。次走は12日開幕のとこなめ一般戦に出場予定。173センチ、52キロ、血液型AB。