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2020.7.22 04:59

【目指せトップレーサー(110)】加倉侑征

加倉侑征

加倉侑征【拡大】

 ボート界の荒波に揉まれて着実に成長を遂げている。加倉は2回目の受験となった121期で合格。2017年11月に福岡でデビューし、今年で3年目。勝率は1・35→2・73→2・87→3・40→3・95と右肩上がり。今期はまだ途中だが、4・55とさらに伸ばしている。「練習ではいろんな人に“強くなるよ”って言ってもらえるんですが、実際にレースへ行ったらミスが多いし自分が思った通りの走りはできていません。道中で着順をキープできるようにしたい」。課題はあるが、握って回るときのスピードはなかなかだ。

 父親が女子レーサーの森田太陽(元福岡支部で現在は滋賀支部)と知り合いで、そのデビュー戦を見に行ったときにボートのスピードと迫力に一発でハマった。「森田さんの走る姿が格好よくて“これだ”と。選手になれないとは思っていなかったし受かるまで受験するつもりでした」

 目標の選手は桐生順平。「桐生さんみたいな選手になりたい。桐生さんといえば“スピードスター”みたいなイメージがあると思うんですが、僕も自分だけの呼び名が欲しい。だからスピードだけは負けないようにやっているつもりです」。現在は若手の“登竜門”である来年のウエスタンヤング出場へ向けて奮闘中だ。そんな加倉の舟券の“買い時”は「周回展示でしっかりグリップしているようにみえたときは結構乗り心地が来ていると思います。あとはスタートも展示でタッチ辺りが行けていたら本番はコンマ10を目標で行きます」。スタート展示と周回展示をぜひチェックしてもらいたい。競輪のGIタイトルホルダーの加倉正義は遠縁にあたるが、いずれは“九州で加倉といえばボートの加倉(侑征)”と呼ばれる存在へ-。ボート界のトップを目指す。(渡辺宏幸)