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2020.2.5 04:55

【目指せトップレーサー(87)】門間雄大

門間雄大

門間雄大【拡大】

 派手さはないが、着実に力をつけている。やまと学校(現・ボートレーサー養成所)時代は“劣等生”だった門間だが、A級初昇格を目指して奮闘している。

 「(やまと学校時代は)つらいことばっかりでした。センスがなくてリーグ戦勝率は3点ぐらいでした。事故も多くて怒られてばっかりでした。でも、しがみつきました。選手になってしまえばこっちのモノと思って(笑)」

 生まれも育ちも北海道。北海道文教大に進み、親との約束した理学療法士の資格を取った。ただ安定した将来にやりがいを見いだせなかった。ボートに縁のない土地で育ったが、漫画「モンキーターン」を読み興味をそそられた。周囲が就職活動で騒がしくなる大学4回生のときに平和島と多摩川とボート場を“はしご”。生の迫力に圧倒され、腹は決まった。

 学校時代も苦労したが、デビュー後もなかなか芽が出ず苦戦。それでも3期目に「基礎旋回ができるようになりました」ときっかけをつかむと徐々に勝率も上昇し、前期は自己最高の4・96をマーク。「数字が上がって気持ちに余裕が出たのが大きいですね。焦って失敗するようなことが少なくなりました」とメンタルの変化を実感する。

 昨年までは東京を拠点にしていたが「2人目の子供ができて手狭になったので1月に北海道に帰ったんです。芦沢(望)さんからは『北海道に帰って成績を落とすようではダメだぞ』と言われました」。師匠からの辛口のエールに発奮するように年をまたぎ、桐生、平和島と2節連続で予選突破。初優出へもうひと頑張りのところまできている。

 昨年からは『GII全国ボートレース甲子園』も実施。出身地が大きくクローズアップされた。いつの日にか、北海道代表として大舞台へ-。雑草魂を持った道産子が、名前通り、“雄大”な選手になってほしい。(井置浩二)