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2020.1.15 05:00

【目指せトップレーサー(84)】渡辺空依

渡辺空依

渡辺空依【拡大】

 天国と地獄を一度に味わってしまった。渡辺は昨年10月のまるがめで待望のデビュー初勝利を飾った。一昨年5月の福岡でプロレーサーとして初陣を飾ったが、1年5カ月目にしての水神祭に「ホッとしてるし、うれしすぎてどう表現したらいいのかわからないですね」と表情を崩した。

 しかし、好事魔多し。シリーズ最終日に痛恨のフライングを切ってしまった。前節は7月鳴門で1本目のFを犯しており、これが2本目の勇み足。いまは90日のF休みを消化中だ。

 ボートレーサーを目指したのは高校時代。「陸上競技をやっていたんですけど、ケガとかも多くて進路も悩んでいた。そんなとき親に連れられてボートレースを観戦した。そのときにいまのグループの飯田庄吾さんが走っていてあこがれた。そうしたら僕が通っていたジムにたまたま飯田さんも通っていたんです。そこでいろいろと話を聞いて本格的にレーサーを目指しました」という。

 高校卒業後はバイトをしながら養成所を受験。4回目の試験で合格した。卒業後は松尾基成を師匠に、前述の飯田庄吾らのグループでトップレーサーを目指して努力を続けている。

 「目標はA級。ずっとA級をキープしてたくさん走りたい。あと、福岡の同期が5人いるんですけど、みんなでヤングダービーで走りたい」という。

 “たくさん走る”には、まずは休まないこと。自ら招いたとはいえ“走れない”いまの状況は悔しくて仕方がないだろう。これを糧に、しっかり練習に励んで復帰後は成長した姿を披露してほしい。

(田中功夫)