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2019.11.24 23:05

【桐生チャレンジC】石野貴之が7度目のSG制覇

チャレンジカップで通算7度目のSG制覇を果たした石野貴之

チャレンジカップで通算7度目のSG制覇を果たした石野貴之【拡大】

 ボートレース桐生の『SG第22回チャレンジカップ』(V賞金3300万円)は24日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の石野貴之(37)=大阪=がインから押し切り7度目のSG制覇を達成。獲得賞金ランク第3位で12月の住之江グランプリのトライアル2ndからの出場を決めるとともに、今月28日に平和島で開幕する『プレミアムGI第1回BBCトーナメント』の優先出場権を手にした。一方、第11Rの『GII第6回レディースチャレンジカップ』優勝戦では、遠藤エミ(31)が3度目のGII制覇を果たした。併せて、第34回グランプリと第8回クイーンズクライマックスの出場選手も決定した。

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 最高の流れで年末の大一番に向かう。SGチャレンジカップは石野がコンマ06のイン速攻でV。貫禄たっぷりの王道逃げで、2017年6月の鳴門グランドチャンピオン以来、7度目のSG優勝を飾った。

 「井口さんが伸びてきていたので、チルトはゼロでいきました。少し様子は見たけど、いいスタートを行けた。(1周)1マークの初動もかかったので、大丈夫だと思いました」

 初日ドリーム(3着)の前に試運転とペラ調整を繰り返し、早くから仕上がりに好感触を得た。3日目12Rのイン戦で3着に敗れ、「アカンと思った」と流れを失いかけたが、6枠だった予選ラストで2着に入ってトップ通過。“最強大阪支部”のエースが、再び巡ってきたVロードを手放すはずはない。

 最終日は「朝乗ってバッチリと来たので、のんびりと過ごしました」。緊張と緩和を巧みに使い分け、レースで最高のパフォーマンスを発揮、圧倒的な人気に応えた。

 賞金ランクは3位まで上昇。6年連続7度目のグランプリは思惑通り、TR2ndからスタートする。「今年は例年以上にエンジン差が大きいのを目の当たりにしているので、(複勝率)上位6機を引けるのは大きいですね」と喜んだ。

 平成から令和に変わり初めてのグランプリで、しかもナイター開催。大きな時代の節目を迎える地元・住之江の大一番へは「頑張るだけ」と短い言葉で決意を表した。

 野中和夫(引退)、松井繁、田中信一郎、太田和美。最強支部のDNAを受け継ぐ男に課された使命は、2009年の松井以来、他支部に奪われたままの“黄金ヘル”を奪還する、その一点だ。今年こそ、絶対に頂点を極めてみせる。(井置浩二)