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2019.9.11 04:57

【目指せトップレーサー(67)】新開航

新開航

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 スケールの大きな走りが魅力の選手だ。新開は国立の宮崎大在学中に初めて受験した118期に合格すると大学卒業を待たずに、やまと学校(現ボートレーサー養成所)へ入所した。

 「小学6年生のころにテレビでボートをみて、こんな仕事もあるんだと知って。小、中とずっと野球をやっていて体を動かすことが好きだったし、体格も小さかったから」

 小学校時代には九番、外野手のレギュラーとして活躍。日本一に輝き、さらに「香港であった世界大会でも優勝した」。そんな抜群の運動神経はボートでも生きた。同期の宮之原輝紀、“卒記チャンプ”の板橋侑我らと切磋琢磨し、迎えたデビュー戦(2016年5月、芦屋)。そのシリーズでいきなり強烈なインパクトを残した。4走目で6コースからの差しを決めて初勝利。同レースの2連単57万9900円で、これまでの2連単の最高配当を塗り替えるものだった。初優出を決めた17年8月の浜名湖の準優も6コースからまくって1着。またデビュー初Vとなった昨年1月の芦屋優勝戦も6コースからのまくり差しだった。

 現在は「5コースにいいイメージがあります。まくり差しが好きなので、3コースも嫌いじゃない。それにいつも展示タイムを出そうと思って走っているので、展示タイムがよければ(状態は)いいと思う」。展示タイムが出ていれば外コースでも迷わず“買い”だ。師匠はおらず、瓜生正義、岩崎正哉、大山千広らが在籍する“筑豊軍団”に所属。「瓜生さんのような選手になれれば」と話す。

 名前の“航”は『どんな困難にも打ち勝っていけるようになってほしいという願いをこめて』名づける人が多いという。ボート界の“荒波”を乗り越え、トップレーサーを目指す。(渡辺宏幸)