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2019.8.7 04:51

【目指せトップレーサー(62)】中田達也

中田達也

中田達也【拡大】

 これまでの努力が実を結びだした。中田は先月のまるがめ「ルーキーシリーズ第11戦」で12回目の優出を果たすと、5コースからまくり差してV。昨年12月の若松以来の通算3回目の優勝は、普段から出足、行き足重視の調整で「ターンで勝負する」中田らしい実に鮮やかな走りだった。

 ボートレーサーになったきっかけは、校長がつないだ不思議な縁だった。地元の小倉商高へ入学し、将来は「大学も推薦でいけそうだったし、簿記の資格も持っていたから銀行員になりたいなと思っていた」が、3年間の校長室掃除で親しくなった校長が「こういう仕事もあるぞと」紹介された。「植木(通彦、現ボートレースアンバサダー)さんが小倉商で野球をやっていたときの恩師が、僕らのときの校長先生だったんです。それで植木さんのレースとかを見に行って格好いいなと思った」。

 高校3年の秋に受験した112期は不合格だったが、113期で合格。勝率No.1で卒記チャンプにも輝いた。デビュー後、波はあったものの現在まで4期連続でA2。さらに今期勝率6・15で、初のA1も視野に入る。「デビュー期がF2で、これまでも1本ずつFを持っていてスタートが思うようにいかなかった。でも最近、やっとSが早くなってきた。これからかなって思っている」と意気込む。

 好きなボート場は若松。昨年までフレッシュルーキーに選ばれていたこともあって、「やっぱり若松を走るときは気持ちが入りますね。最初は苦手だったけど、走る機会が増えて得意な水面になったし結果を出したいと思っています」。

 活躍の基準は展示タイムと自己分析。「あまり出る方じゃないけど、出ていたらいいと思う」。現在は徳山に参戦中。頭角を現した始めた“艇王”植木氏の後輩の走りに注目したい。