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2019.7.19 04:57

【水上の女神~レーサーの素顔(183)】喜井つかさ

喜井つかさ

喜井つかさ【拡大】

 2017年に結婚した喜井は、昨年4月に第一子を出産。1歳3カ月の子供を育てながら水上で戦う『ママさんレーサー』だ。

 現在出場中の多摩川の前は、30日間のフライング休み。「そのタイミングで子供が立って歩けるようになったんです。レースに出ていたら見られなかったかもしれないし、生で見ることができてうれしかった」と子供の成長ぶりを話す表情は、まさに“母”の顔だ。

 「自分が家にいないときは、夫が面倒を見てくれています。頑張ってくれているし、本当にありがたい」

 仕事に集中できる環境を作ってくれるパートナーは、喜井にとって何よりも心強い存在になっている。

 仕事に復帰した昨年10月の津で優出(6着)。今年6月の江戸川でも優出(4着)しているが、「最近は思うような調整ができていなくて…。難しいです」とペラ調整に悩んでいる。

 加えて「道中で抜かれることが多くて。レースで焦っている感じだし、本当のレース勘は戻りきっていないのかも」と納得できる走りはできていないようだ。

 5月の児島ヴィーナスシリーズの準優勝戦でのフライングにより、出場中の多摩川を含めて3カ月間は一般戦回りとなる。「男子選手が相手で勝率は落ちると思うけど、勉強にはなりますからね。しっかりと地力をつけたいと思います」

 母として、そしてレーサーとしても地道に経験値を積み重ねている喜井の今後の走りに注目したい。(立山友基)

=次回は8月2日に掲載

 喜井 つかさ(きい・つかさ)1990(平成2)年1月14日生まれ、29歳。岡山県出身。2008年9月に第103期生として選手登録。趣味は音楽鑑賞。好きな食べ物はすし、焼き肉、つけ麺。現在は多摩川一般戦に出場中。159センチ、48キロ。血液型B。