【目指せトップレーサー(50)】森悠稀

2019.5.15 04:57

 “令和”こそ昇級してみせる。森の前期勝率は5・33。前々期の3・80から急上昇させたが、後一歩のところで初のA2昇級は逃した。2節前のびわこが前期の最終節。30日のF休み明け初戦で昇級への大勝負となった。結果は3日目に選手責任の落水失格があり、その後も勝率を伸ばせずに昇級は持ち越しとなった。

 「落水のあと、みんなに『メンタル大丈夫か』って心配されて(笑)。いやぁバリ悔しかったです。“令和”では絶対にがんばって、上に上がります」

 高校時代は野球に汗を流した。「プロスポーツ選手になりたかったのと、高収入が魅力。母親に勧められたこともあってボートレーサーを目指しました」。

 しかし、簡単にことは運ばなかった。養成所は9回の受験を費やし、118期でようやく合格した。

 「高校3年の秋から受験していました。大学には進学したけど2年で留年。そこからケツに火がついて、必死に勉強しました」

 いまは岸蔭亮を師匠に持つが、兵庫の先輩たちから勉強する毎日が続く。

 「エンジン出しもまだまだなのでスタートだけでもがんばらないといけませんからね」。前期の平均STはコンマ12。速い仕掛けが勝率アップにつながった。

 「ただ、絞ってまくると飛ばされる。(Sの速い)藤岡俊介さんにアドバイスをもらったら『インの気配を感じとれ』って教えていただきました。いや~、わからないッスっていう感じでした(笑)。でも、最近は何となく動きが見えて、冷静に走れるようになった気がします」。令和のスターを目指して日々奮闘中だ。(田中功夫)

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