渡辺英児が通算55度目のV 9日尼崎12R

2019.5.9 21:08

 尼崎ボートの第30回「サンスポグリーンカップ争奪戦」は9日、第12Rで優勝戦が行われ、インから押し切った渡辺英児(49)=静岡=が今年初優勝を飾った。尼崎では昨年10月以来で5回目、通算Vもその尼崎以来で55回目(GIV2)。2着は前田、3着には高橋が入った。

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 最終日はインが12戦全勝という堅い流れ。ラストは“センプル巧者”の渡辺が重圧を力に変え、危なげなく王道Vで締めくくった。

 「緊張していたというか…、いつもはしないんだけど。得意な尼崎で1号艇で優勝戦に乗っていたので」

 進入隊形は枠なり3=3で、渡辺はインからコンマ10のスタート。コンマ07からの(2)コース差しで前田が迫ってきたが、「10前後を全速でいければ大丈夫という感触があった」。シリーズ序盤は目立つ気配ではなかったが、持ち前の調整手腕で上積みしてきたのに加え、準優からのボート変更で「伸びがよくなった」とツキも味方。最後は「足は自信をもっていけた」だけに、先マイに持ち込んだ時点で“勝負あり”だった。

 尼崎は1994年4月に初Vを達成した思い出の水面で、平成最後となった昨年10月の前回Vも、そして令和初の美酒もセンタープールと節目を飾ってきた。「他のレース場も頑張りますけど、尼崎にきたときは特に頑張ります」というリップサービスに、活躍を知る!? 表彰式に詰めかけたファンもやんやの喝采だ。

 「今年は50歳になる年なんですけど、まだまだ一線級で頑張っていきたいというのが目標ですね」

 得意水面で健在ぶりをアピールした昨年のマスターズ王者は、新時代を迎えてもいぶし銀の巧腕で存在感を誇示していく。

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