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2018.9.28 04:47

【ニューヒーロー列伝】加藤翔馬

加藤翔馬

加藤翔馬【拡大】

 デビュー初優出となった一昨年12月の尼崎でいきなりVを果たし、115期の一番星となった加藤。ただその後はA級の壁を破れず、B1級で足踏み状態が続いている。

 「初優勝はたまたまです。それまでもフライングばっかりで“事故パン”やった」と当時を振り返る。

 自身3度目の優出となった今年2月の江戸川でフライングをするなど、なかなかリズムに乗り切れない近況に「調整がうまくいっていないし、スタートも思い切って行けていない」と歯がゆさいっぱいの様子だ。

 同期からは仲谷颯仁、関浩哉とGIウイナーが続々と誕生。「養成所を出てから、すごく差をつけられた」とライバルたちの活躍に刺激を受けないはずはない。

 それでも「普段からテンションが上がったりしない。冷めているというか…。昔からです」とクールな21歳。「今は比べものにならないくらい違うので、自分は自分のことを考え、早くA級になりたいですね。最初は外をブン回していくレースだったけど、それだけでは勝てない。最近はしっかり周りを見ながら走るようにしています」と焦らず旋回を磨いている。

 この若さで1歳の娘を持つパパでもある。

 「まだそんなにしゃべりはしないけど、かわいい盛り。頑張らないといけないですね」

 一家の大黒柱として、今は地固めしている最中だ。(高山直樹)

 加藤 翔馬(かとう・しょうま)1997(平成9)年5月9日生まれ、21歳。兵庫県出身。2014年9月に第115期生として選手登録。29日開幕の尼崎一般戦に出場予定。1メートル70、56キロ。血液型A。