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2018.9.26 04:53

【目指せトップレーサー(21)】小池修平

小池修平

小池修平【拡大】

 合縁奇縁とはこのことか。117期の養成所チャンプとして華々しくデビューした小池が師事したのも67期チャンプである藤井徹(47)。その師匠が小池のプロフィルを見て驚いた。「23年前の6月4日生まれっておれが結婚した日や!」。それが藤井にとって初めての弟子で「小池の登番が4907で僕が3507。下2つが同じなのも不思議な気がしました」という言葉に実感がこもる。その運命的な師匠の指導を受けながら2年10カ月がたとうとしているが、まだ優出もA級も手が届いていない。

 「エンジンが出てないときにどうしのぐか。それが今の課題だと思います」

 幼いころから野球に打ち込み、中学時代は全国大会に出場した。遊撃手だったが、千葉経済大学付属高では監督からコントロールのよさを評価されて投手に転向してマルチの才能を発揮。しかし「自分はプロにいけるような選手じゃない」と早々に見切りをつけ、以前から興味を持っていたボートレーサーの道へ。これは113期で先にデビューしていた6歳上の兄・哲也の影響も大きい。

 「僕なんかより上田龍星のほうがスゴいですよ」

 同期同支部の上田が近況、下関→江戸川を連続優勝して大躍進。小池は理想と現実のギャップに自信を失っているようだが、その上田(イン)をまくって養成所チャンプに輝いたことを忘れてはいないか。

 1メートル73の長身から繰り出すダイナミックなターンや決定力には光るものがある。今は飛躍するために足固めの最中だ。7月に結婚し、来年2月には第一子が誕生予定。大黒柱として家族を支える身となった。

 「まだ時間がかかるとは思いますけど、早くA級に上がって、いつかは(同門の)田中信一郎さんや湯川浩司さんと同じ舞台でレースがしてみたいですね」

 偉大なる先輩たちの背中を追って成長を続ける。(山下祐二)