ボート:ニュースボート

2018.9.21 22:18

前原大道が第123期の頂点に

 ボートレースの『第123期選手養成訓練・修了記念競走』が21日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。第4Rの「養成所チャンプ決定戦」は、前原大道(21)=岡山=が、5コースから差して優勝。岡山支部では77期の稲毛正剛(引退)以来、5人目のチャンプに輝いた。修了生24人(うち女子4人)は、11月に各地でデビューする。

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 リーグ戦勝率上位6人で争われた“養成所チャンプ決定戦”は、5コースから差した前原が、勝率トップの前田のイン戦を破ってV。第123期チャンプに輝いた。

 「勝ててうれしい。気持ちはまくっていこうと思っていたけど、内艇(木下)が伸びていたし、ここは“差し”だと思った」

 全7戦のリーグ戦では最多の3V。1マークは冷静な判断が奏功し、前田と並走状態で迎えた2マークも「荘林(幸輝)教官にご指導してもらっていた“踏み込んで旋回する”ことができた」と内→内をしっかり回って後続を突き放し、栄光のゴールへ飛び込んだ。

 父・雄大さんは元競輪選手で、姉の哉(ちか)も115期のボートレーサーという家庭で育った“生まれながらの勝負師”だが、養成所合格まで11回もかかった苦労人でもある。訓練中は姉からの手紙に励まされたという。

 「これでやっとスタートラインに立てた。選手になるまで11回も受けて、くじけそうになったこともあったけど、家族の支えがあって、ここまでこられたと思っている」

 晴れ舞台に駆けつけた家族へ感謝の気持ちを伝えると、感極まって涙声となった。

 岡山支部では77期の稲毛正剛(引退)以来となる養成所チャンプのデビュー戦は11月21日の児島。

 「まずはデビュー期でB1級へ上がりたい。将来は茅原(悠紀)選手みたいなSGで戦える選手になって、岡山を代表する選手になりたい」

 名前の通り、自らの力で未来への大きな道を切り開く。

(渡辺宏幸)