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2018.9.19 04:43

【目指せトップレーサー(20)】宮之原輝紀

宮之原輝紀

宮之原輝紀【拡大】

 近い将来、ボート界の“主役”になっているかもしれない。宮之原にはそれだけの素質がある。2016年の5月デビューの118期生。キャリアは3年にも満たないが、今年は6月の江戸川で念願の初優勝を飾っており、8月にはホームの平和島でV2。同期では断トツの稼ぎ頭として一躍、注目される存在になった。

 「2回とも複勝率10~20%台のエンジンで勝てたのがうれしい。江戸川は全然、自信のない中で(3)コースからのまくり差しが決まった。平和島はイン逃げ。忘れることのできない思い出になりました」

 5~9日まで開催された住之江一般戦では当地初登場で節間、511132331着(予選4位)。準優で3着に敗れて優出は逃したが、最終日の選抜戦を白星で締めくくる4勝と、大いに存在感を見せつけた。

 「序盤は足合わせでもやられてましたが、ペラで乗り心地がついたのが大きかったですね」。このシリーズも素性のよくない18号機を立て直しての力走。いいエンジンに当たっていれば…と、想像してしまうほどの強さだった。

 父親が平和島で整備士として勤務し、小さい頃からボートーレーサーになるのが夢だったという。その夢を実現させて出世街道を突き進む弱冠二十歳の今期勝率はなんと6・63(現在の適用勝率は6・00)。昨年のグランプリを制したあの桐生順平でさえ5、6期目はともに5・61でA2だったから、いかに優秀かがわかるだろう。

 「来期はA1になれそうなので今度は記念や、SGに出場することを目標に頑張っていきたい。大きなステージで自分の力を試してみたいです」と、目を輝かせた。ダイヤモンドの原石が、名前どおりに輝き始めている。

(丹羽一成)