ボート:ニュースボート

2018.2.13 09:09

【近畿地区選手権】今節の注目選手(1)吉川昭男

 “びわこ番長”が近畿をシメる!? 「GI第61回近畿地区選手権競走」はあす14日、びわこボートで開幕。地元期待の吉川昭男(45)も悲願のタイトル奪取を狙って参戦。昨年の最多勝男が勢いそのままに君臨する。

 --昨年は年間124勝を挙げ、自身初となる最多勝利のタイトルを獲得した

 吉川昭「去年の1月にA2級に落ちたんですよ。記念も走ってないのにA1をキープできなかったのは初めて。このままではずるずる落ちていくだけと思って、自分の気持ちを奮い立たせたのはありましたね」

 --各地でエンジン出しがさえ渡った1年。気持ち以外で何か変わった部分?

 「ペラ調整も本体整備も、今までとは違う新しいことをいろいろと試しました。どうしたら良くなるかはもちろん、悪くなる原因も探すようにしたんですよ。それがうまく当たってくれて、自信を持って乗れるような仕上がりになることが多かった」

 --“ラストスパート”の10月末にはプライベートでも親交の深い深川真二が平和島ダービーでSG初制覇

 「やっぱり同世代の活躍にはいい刺激をもらいましたよ。僕もこの年でタイトルを獲ることができて、同じ世代の選手にまだまだ頑張れると感じてもらえたらうれしいね。実は45歳までA1という目標があったんですけど、それを50歳まで延ばしてもいいかな(笑)」

 --最終的には2位(永田啓二・110勝)に大差をつけ、年間V5もマークした

 「正直言って、最多勝利は鉢巻きを締めて狙っていたわけではなかった。(SGクラシック出場圏内の)年間V6は意識していたけどね。1カ月でも休むと調整がわからなくなってしまうし、事故もケガもなく1年間走り続けられたのが大きかったと思う。まあ膝や首はつねに痛いんですけど」

 --今年の地区選は走り慣れた地元・びわこが舞台だが

 「一般戦とは違ってGIでは実力に差があるのはわかっている。だけど、自分の一番いいときに地元でGIを走れるのはうれしいし気持ちも入りますよ。平常心が大事という人もいるけど、僕の場合は周りよりも気持ちを高めないとレベルの高い人には通用しませんからね」

 --びわこの地区選といえば思い出されるのが2003年の第46回大会。優勝戦1号艇ながら4着に敗れた

 「あの年はびわこでSG(チャレンジC)が開催されるから、絶対に勝ちたかったんやけどね。悔しくて泣いて帰ったのを今でも覚えている」

 --“最多勝男が15年越しのリベンジ”という最高のシナリオを期待している

 「この近畿地区選は間違いなく全国の中でレベルの高さはNo.1。あれ(46回大会・守田俊介V)以来、びわこでは他支部の優勝が続いているから、地元のみんなが意識を高めて誰かが優勝ができたらいい。僕もあの時より経験値はありますからね。地元の意地で必ず見せ場は作りたいと思っています」

 ◎…びわこで過去5年、325走している吉川だが(6)コースは0回、(5)コースも4回。“びわこ番長”の面目躍如といったところか。インの1着率65・9%は一見すると高くは感じないが、コース平均の42・7%を大きく上回っており、優秀な成績といえる。

 吉川 昭男 よしかわ・あきお 1973(昭和48)年1月29日生まれ、45歳。滋賀県出身。滋賀支部。70期。92年5月、びわこでデビュー。97年8月、徳山で初優勝。GIは96年下関新鋭王座決定戦で初出場。通算V47。昨年の獲得賞金3508万1500円。生涯獲得賞金7億3695万1037円。1メートル67。