【近畿地区選手権】今節の注目選手(3)芝田浩治

2018.2.13 09:07

 生真面目な性格と合っていたのだろう。3年前に兵庫支部長となった芝田はその重責が足かせとはならず、逆に発奮材料として活躍している。「支部長になったから成績が落ちたとなると、次にやる人が大変ですから」。後輩の手本となるべく、これまで以上に責任感と緊張感を持ってレースに取り組んでいるのが好結果につながっている。衰えを感じさせないどころか、年を追うごとにますます強くなっている印象だ。

 ハイライトは一昨年のダービー(福岡)。SG2度目の準優を2着で突破して、苦節26年7カ月目に待望のビッグ初優出(〔5〕着)を果たした。「自分がSGの優勝戦に乗るなんて夢のまた夢のことだったけど、とくに緊張することはなかった。でも、それがよくないのかもしれないですね。ガツガツしたところが足りないような気がする」。貪欲さに欠けるのは性分。これからも「SGの優勝戦も一般戦の最終日もレースは同じ」という真摯な気持ちで戦っていくだけだ。

 7年前、京都市中京区に引っ越して「家から近い」びわこには親近感を持っている。2003年の近畿地区選でGI初優出(〔6〕着)するなど、通算V4と相性もいい。昨年5月のGII秩父宮妃記念杯では準優勝した。

 「初めてGIの優勝戦に乗ったことも覚えてるし、びわこは相性がいいです。出るからには優勝を目指して走りたいと思います」

 兵庫支部は大器晩成型が多く、星野政彦が06年の大村54周年を制したのが42歳。水野要が02年の近畿地区選(住之江)でGI初制覇したのは47歳のときだった。46歳の芝田もやってやれないことはない。積み重ねてきた経験と底力を発揮し、得意水面でGI初Vを飾ってみせる。

 ◎…当地での芝田の(1)コースの1着率は84・2%で、自身の全国平均(76・3%)だけでなく、びわこGIV5の実績を誇る松井繁の69・6%も大きく上回っている。本人も自覚するように、水面相性は抜群だ。

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