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2017.12.8 09:22

【鳴門・GI大渦大賞特集】注目選手(2)市橋卓士

 “善戦マン”から脱却する。市橋は今年、GIに11節出場。うち3節で優勝戦まで駒を進めたものの、一昨年2月のまるがめ四国地区選以来、2度目のGI優勝になかなか手が届かないでいる。

 「桐生は仕上がりは悪くなかったんですけどね…。スタートで後手に回って((2)コースがへこむなど)スリット隊形も悪かった。1マークも寄り過ぎてしまいました。タイトルを獲ってSGに行きたかったんですけど」

 その10月の桐生61周年では予選を2位で突破。同1位の今垣光太郎が準優で敗れ、優勝戦は1号艇が巡ってきた。ただそんな絶好機で踏み込み切れず、1マークも旋回ミスして〔4〕着。11月の下関チャレンジCに来年3月・浜名湖クラシック、勝っていれば得られたSG出場権をフイにした。

 2月の鳴門・四国地区選(〔6〕着)も準優1号艇で2着に敗れ、5枠の優勝戦では「エンジンはよかったんですけど、一撃仕様で伸びを求めてやり過ぎてしまいました。試運転はよかったけど、本番では全然、伸びなかった。自分は大事な時にそういうことが多い」。調整を含め、大事な局面での勝負弱さを敗因に挙げる。

 思い起こせばこれまでもあと一歩、あとひと押し足りなかったことがたびたびあった。鳴門でSG初開催だった昨年のオーシャンC、そして今年のグラチャンと地元ビッグレース出場に強い意気込みを持って臨んだが、両大会とも届かず。「三国(一昨年9月の62周年)も優出してたらオーシャンCに行けたんですけど…」。予選首位通過も、準優で3着敗退した苦い記憶は今も鮮明に残っている。

 「地元で活躍したいという思いは当然あるけど、でも気合を入れ過ぎてはダメっていうのもわかっているんで。調整に関してもやり過ぎず、“これぐらい”がいいという感覚みたいなものは最近わかってきたつもり」

 昨年4月のリニューアル後、地元では10節走って、優勝こそないものの5優出と安定した成績を残している。そんなホーム水面で殻を破れるか。2度目のGIVを飾り、SG定着を果たしたい。

 ◎…リニューアル後の鳴門では10節で88走している市橋だが、インの1着率58・8%とそれほど高くない。ただ(3)コースでは14走して1着8回、2着2回。1着率57・1%、複勝率71・4%と好成績なら、舟券的にも要注目だ。