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2017.12.8 09:21

【鳴門・GI大渦大賞特集】注目選手(1)林美憲

 --昨年4月のリニューアルオープン後は8月、10月、そして今年もお盆戦で優勝。鳴門は改修後最多のV3だが

 林「まあ走っている回数が断然多いからだけど、でも鳴門は本当に調子がいい。すごい成績もいいでしょう。こんなに走ってて(86走)、5、6等が5、6本(6回)しかないですからね」

 --改築前後の違い、また調整で重視することは?

 「改修して変わったことはないと思う。レース場の形態から調整に関しては、やっぱり行き足から伸びが重要ですね。水面が狭いからスタートして下がるとハンドルを切るスペースがない。遅れた選手は握るしかなくなって、それで“飛んで”行ってしまう。そういう理由で、他の場に比べてスタートしてのぞくと展開が見やすくて、すごく有利。もちろんそのまままくれればいいけど、プレッシャーを与えながら内の選手に握らせて差すこともできる。出足や乗り心地はあるにこしたことはないけれど、それは欲の部分と思っています」

 --スタートは

 「鳴門は長年は走っている分、もちろんしやすいですよ。記念ではみんな速いからなかなか難しいと思うけど、いい成績の時は3分の1ぐらい前に行っている感じ」

 --冬場は?

 「追い風が吹くときが多いので、(2)コース差しとが決まりやすいとは思う」

 --今年2月のの鳴門・四国地区選(準優3着)を振り返って

 「エンジンはめちゃくちゃよかったんですよ。でも((2)コースの)準優はインの市橋(卓士)と一緒に、平高(奈菜)にまくられました。宮崎(奨)君が前ヅケに来て起こしが深くなってスタートを行ききれなかったですね。地元で遅れることなんて、まずないのに、こんなところで“何しよん”って、自分でもビックリしました」

 --鳴門のエンジンは

 「12号機が断トツでしょう。数字(複勝率)はそんなにないけど、とにかく伸びがすごい。お盆ぐらいからずっとよくて、一緒に走った(10月の)玄馬(徹)さんはとにかく強烈でした。菅(章哉)が優勝した27号機もスリットからがよかった。ほかでは数字(複勝率)はないけど、34号機もいい。あと、80号機。それと自分がお盆で優勝した76号機。お盆戦でこんなにいい成績(131211111〔1〕着)は、なかなか取れない」

 --最初の手応えは

 「前検段階では“悪くない”ぐらいだったんですけど、回転調整をしながらチルトも跳ねたりしたらよくなりましたね。鳴門はやっぱり行き足から伸びがいいエンジンがいい。記念ではその5機か、最低でも次のクラスのエンジンを引きたいですね」

 --他の場を含めた最近の調子は

 「(前期は)勝率7点(7・18)も取れたし、悪くはないです。でも1等も多いけど、鳴門以外では結構、6等を取っているんですよ。大敗がなければ自分的には7点台中盤の数字は残せたんじゃないかなっていう気持ちもありますね」

 --10月の蒲郡ダイヤモンドカップでは優出〔3〕着。GIでも結果を出したが

 「エンジンですよ。若い頃なら自信になったと思うけど、今は自分の実力はわかっているつもり。自然体と言うか、一走一走やるだけですよ」

 --改めて地元周年に向けて

 「他と大きな気持ちの違いはないけど、調整面も含めて色々なアドバンテージはあると思うんで自分なりに頑張りたい」

 ◎…林本人の言っているように、リニューアル後の鳴門では86走して5着1回、6着5回と大敗が圧倒的に少ない。また(1)コースの3連率は100・0%と信頼できる。さらに(6)コースこそ3連対に絡んだことはないが、その他のコースではかなりの好成績を残している。(2)、(3)コースでは3連率が75・0%。(4)コースは88・2%、(5)コースでも83・3%。(2)~(5)コースでは複勝率も5割以上をマークしており、舟券攻略の上で欠かせない存在といえる。

 林 美憲
 はやし・よしのり
 1974(昭和49)年11月16日、徳島県出身。43歳。徳島支部。75期。94年11月鳴門でデビュー、98年1月からつで初優勝。GIは98年まるがめ四国地区選で初出場、2010年まるがめ四国地区選で初優勝。SGは04年福岡クラシックで初出場。通算優勝54回(うちGI2回)。通算獲得賞金7億2004万3491円。今年の獲得賞金3167万400円。主な同期に上平真二、徳増秀樹。1メートル61。