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2014.12.23 16:39

茅原悠紀が初のグランプリ制覇! 賞金1億円獲得

6コースからグランプリを制し、一躍スターダムへとのし上がった茅原悠紀。レース後には男泣きを見せた

6コースからグランプリを制し、一躍スターダムへとのし上がった茅原悠紀。レース後には男泣きを見せた【拡大】

 ボートレースの「第29回SGグランプリ(賞金王決定戦)」優勝戦が23日、平和島12Rで行われ、6コースからスタートした6号艇の茅原悠紀(27)=岡山支部、99期=が1周1Mで差しを決めて1着。賞金1億円を獲得した。茅原は初のSG制覇。なお11Rで行われた「第29回SGグランプリシリーズ」優勝戦は5コースからスタートした4号艇の平本真之(30)=愛知支部、96期=が好スタートからまくって1着となり、こちらもSG初制覇を果たした。

 2万939人の大観衆が見届けた、14年ぶりの首都決戦。制したのは唯一の二十代・茅原だった。6コースから最内を突いて、バックで一気に先頭まで浮上。「うっそ~!? と思いました。何が何だか分からなかった…」。自身5度目のSGファイナル、初の頂点がいきなりグランプリなのだから無理もない。

 1号艇でファイナルに臨んだ5月の開設記念『トーキョー・ベイ・カップ』で痛恨のフライングに散った平和島水面。それからわずか半年あまり。ドラマは最高の結末が待っていた。

 茅原は中学時代には空手の全国大会で頂点に立ったこともある、抜群の身体能力を誇るアスリート。2012年に新鋭王座決定戦(徳山)を制するなど、大器は着実に階段を駆け上がった。決戦前夜はコース取りに頭を悩ませたが、相談した岡山支部の大先輩・川崎智幸のアドバイスは、「どのコースからでも勝てる選手になりなさい」。これに百点満点で答え、数多くの名レーサーを輩出してきた岡山に、悲願の『黄金のヘルメット』をもたらした。

 表彰式では「ボートレーサーになって本当によかったと、心から思いました」と涙をこらえきれなくなった。とはいえ若き1億円レーサーは泣いてばかりではない。賞金の使い途を聞かれると「ランボルギーニ」と笑顔で即答した。

 「嫁さんと相談してからランボルギーニを買うって書いておいてください。そのほうが、選手を目指す子たちにも夢が広がる。たぶん買えないでしょうけど…」

 底抜けに明るく涙もろいニューチャンピオン。90期台の大会Vはもちろん初だ。年間獲得賞金ランクでは菊地に700万円あまり及ばず2位となり、来年以降の宿題もできた。「本当の賞金王はまだまだ先だなと思っています」。新時代の扉をこじ開けた27歳。ここから真の王者への歩みが始まる。(高山直樹)

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  • グランプリ優勝戦の1周2M。先頭でターンする茅原悠紀(手前、6号艇)
  • ウイニングランで観衆の声援に応える茅原悠紀
  • ウイニングランでガッツポーズを決める茅原悠紀
  • グランプリでSG初制覇を果たし、岡山支部の仲間たちによって水神祭を受けた茅原悠紀(左上)
  • 寒空の中で行われた水神祭後、パンツ一丁でポーズを決める茅原悠紀
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  • グランプリの表彰式でメダルを首にかけ笑顔を見せる茅原悠紀(中央)。左は2着だった菊地孝平、右は3着の白井英治
  • グランプリを制し、満面の笑みを浮かべる茅原悠紀
  • グランプリの表彰式で白鵬、渡辺直美に優勝を称えられる茅原悠紀(中央)