【全日本選抜オート】青山周平がVでグランドスラム達成!

2021.9.26 20:59

 飯塚オートのナイターSG『第35回全日本選抜オートレース』は、26日の第12Rで優勝戦が争われ、青山周平(36)=伊勢崎31期=が10周回を逃げ切って1着。大会初&通算9度目のSG制覇で史上6人目となるグランドスラムを達成し、優勝賞金1300万円と年末に川口で開催される『SG第36回スーパースター王座決定戦』トライアルの出場権を獲得した。2着は荒尾聡。3着には永井大介が入った。

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 これが全国ランク1位の貫禄だ。青山が悲願のSGグランドスラムを達成。強力なエンジンを駆使する永井、地元のエースで大会連覇を狙う荒尾が次々に襲い掛かったが、10周回をシャットアウトし、歓喜のゴールを駆け抜けた。

 「メチャうれしい。朝の練習が駄目だったので、岩田(裕臣)くんに聞きながら整備してエンジンは良くなりました。ただ、ペースを上げられる感じではなかったので、コースを押さえる走りになってしまった」

 0メートルオープンの1枠からコンマ04のタイミングで飛び出し。主導権を握って先行逃げ切りの勝ちパターンに持ち込んだが、反省も忘れなかった。

 今年は2月の浜松全日本選抜が3着。4月の川口オールスターでも準Vと勝ち切れず、今回は昨年のスーパースター王座決定戦以来のSG制覇となった。「10周は長かった。永井さん、荒尾さん、誰かしら仕掛けてくると思った。久しぶりにSGを優勝できたので、うれしすぎてコメントが出てきません」。万感のVに言葉が詰まった。

 SGグランドスラムは史上6人目の偉業。「夢のようです。自分には達成できそうもない高い目標だった」。だが、着実にステップアップを遂げて、偉大な先人たちに堂々と肩を並べた。

 勝負に徹し、ナンバーワンレーサーのすごみを見せつけた青山。年末の大一番に向けて、これからもオート界のトップを走り続ける。(佐藤雄二)

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■青山周平(あおやま・しゅうへい)1984(昭和59)年12月5日生まれ、36歳。千葉県出身。ロードレース出身で、オートレースは特例枠で第31期に合格。同期には佐藤摩弥、岩田裕臣(ともに川口)、丸山智史(山陽)らがいる。全日本選抜は初制覇で、SGは2015、19、20年SS王座決定戦、16年オールスター、18、19年オートGP、18、19年日本選手権と合わせて9度目の制覇。GI15V、GII7V。通算628勝、67V。164センチ、53キロ、血液型O。

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■グランドスラム これまでの達成者は片平巧(引退)、永井大介、浦田信輔、高橋貢、中村雅人の5人。高橋貢と永井大介は各大会を2度以上制覇するダブルグランドスラムを達成している。

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