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2020.4.29 21:50

『オールスターオートレース』荒尾聡が3度目のV

荒尾は地元選手としての意地も見せて連覇を達成。優勝賞金1300万円のボードを誇らしげに掲げた

荒尾は地元選手としての意地も見せて連覇を達成。優勝賞金1300万円のボードを誇らしげに掲げた【拡大】

 飯塚オートのナイターSG『第39回オールスターオートレース』は、29日の第12Rで優勝戦が争われ、荒尾聡(38)=飯塚27期=が昨年に続く連覇で大会3度目のVを達成。通算4度目&地元走路では初となるSG制覇を飾り、賞金1300万円と年末に川口で開催されるスーパースター王座決定戦の出場権を獲得した。SG3連続Vを狙った青山周平は追い上げ届かず2着。3着には佐藤摩弥を競り落とした篠原睦が入った。

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 ついに悲願成就だ。昨年の浜松大会を雨で制した荒尾が、晴れのナイターで大会連覇を達成。地元飯塚のSGは初制覇で、通算では4度目となるSGタイトルを獲得した。

 「地元SGを一番取りたかった。飯塚でオートを見て育ったので、ここで取れたのが念願です」

 ウイニングランではバイクの上に立ち上がり、大きく両拳を突き上げて喜びを爆発。勝利者インタビューでは、涙をこらえきれなかった。

 「試走から手応えがあった。先頭に立てば抜かれない自信があった。エンジンは百点満点でした」

 いつもはスタートで先行して押し切るのが必勝パターン。しかし、この大一番は5、6番手のスタートから力強くさばき切った。

 「こんな状況で前回の覇者で飯塚だし、いろいろなプレッシャーを感じながら走って、そのプレッシャーと戦って勝てたのは意味がある」

 精神面の充実が、ここ一番での結果につながったのは間違いない。

 大会史上初のナイター開催は新型コロナ感染拡大防止のため、SG初の無観客で実施。「地元ファンの歓声がなかったのはさみしかったです。でも、TVの前で歓声を挙げている人はいると思うので。一人でも喜んでいる人がいれば幸せです」。熱い走りが画面を通じて届いたはずだ。

 「SGを勝ったあとが大事なので、勝ったあとに情けないレースをしないように」と気持ちを引き締めていた。(渡辺寿輔)